不特定多数の人間が読むことを想定した文章について
どんなことも一瞬にして知れ渡るのがインターネットの特徴である。
思慮、配慮しなければならないことが多数あり、色々勘違い生む可能性のある物事は書かないことにした。
こうしてみると、本や日記等の記録も正確性を志向しても、色々なしがらみや配慮、忖度で思い通りにいかないことがあり、必ずしも正確ではないということが強く実感できた。
そうしてみると、唐の2代目の皇帝である太宗の業績を記録した、貞観政要がどれ程凄いかが、実感できる。
太宗皇帝自身に非常に不都合な文章記録が大量に残っており、それをまとめたのが、貞観政要である。
自身の記録の改ざんはいくらでもできたのに、太宗皇帝自身がそれを敢えて正確に残すよう命令していたことは明らかであろう。
太宗皇帝の偉大さを、再度確認できた。
精子バンク事業に関して ⑤ どう進めたのか
精子バンク事業に関して ⑤ どう進めたのか?
まず、誰の案で、ビジコンを発表するのか考えた。
その時、事業を持っていない人が、ノエル君と自分だけだったので、ビジコンでの提案内容は2人うちどちらかが出すことに決まった。
そこでノエル君が自身の事業案を取り下げたので、自分の精子バンクの案に決まった。
12月のビジコンの前にまず、精子提供を行っている人物に話しを聞きにいったり、海外の事情について調べた。
そして、ビジコン当日を迎え、精子バンク事業案を発表した。
結果は準優勝となり、シェフグルメ5000円券を獲得できた。
この時、優勝したのは睡眠サプリ事業案であり、現在イシダ君が圧倒的なグリッドで事業を進めている(なんと海外OEM契約まで自己資金で始めてしまった)。
イシダ君は自分が必ず成功すると思う学生起業家の1人です。
そうして、ノエル君と自分は精子バンク事業を共同創業することに決定した。
事業としては、精子バンクの精子凍結保存を先に実現するのは難しいので、シリンジ法による精子提供で売り上げを立てた後に、資金調達を行い、精子凍結保存設備を購入しようと考えた。
まずウェブサイト作成、ドナー東大生の募集と進めた。
ドナー東大生はほぼ全員Twitter経由で集め、約30人ほど登録者を獲得した、
登録者には全員2000円分のAMAZON券かラインペイを支払うことを約束することで集めたが、一番効果があったのは、ノエル君の交友関係が多いために、非常に早く拡散した。
その後全員に音声付きスライド動画と面談のメールを送り、ZOOM面談を行い、精子提供の意志を確認した。この音声付きスライド動画は、Youtube広告の経験のあるノエル君が声優もクリエイティブも筋書き行った。素晴らしい出来であったことを覚えている。
同時並行でウェブサイトを作成したのだが、ドメインとAMAZONメール、サーバー周りに苦戦し、その部分で非常に時間がかかってしまった。
自分自身この点は深く反省している。
その後、面談完了者に精子検査キット、性病検査キット、遺伝子検査キットを送り、いつでもドナーになれる準備を整えた。
ウェブサイトもWixで作成し、ライン相談ができるようにし、そこで相談からZOOMを行い、受注できるようにした
Google広告も打った。
しかし、連絡数も少なく。有料であることを伝えると断られてしまった。
精子バンク事業に関して ③ 日本の精子提供に現状と課題
第三者精子提供は、基本的に次の二つのルートによるなされている。
第一、マッチングサイト(精子提供特化)
第二、Twitter
150人以上500人以下の男性が、マッチングサイトに登録又は、Twitterにて精子提供を行う趣旨のプロフィールを表示している。
基本的に、無料で精子を寄付すると謳うマッチングサイト、ウェヴサイト、Twitterアカウントが多数である。交通費等の実費は女性側が負担する。
また、マッチングサイトは男性側から登録料(数万円)を徴収するものが多い。
女性側は提供される精子、ドナー男性に求める条件としては、まず、精子の質及び、それとかかわりの深いドナー男性の年齢である。次に、ドナー男性の年収、学歴、体形等である。
個人間精子提供が抱える問題の次の3つである。
第一、遺伝子検査等が行われておらず遺伝的質が担保されていない
第二、前述のタイミング法による性交を狙ったマッチングサイト、Twitterアカウントが 存在する。
第三、基本的に上位管理者がいないため、信頼性が担保されていない、また、個人間の 口約束であり、性善説に基ずく両者の信頼に全てが委ねられている。
第四、養育費の支払いリスク等が残されている。
技術に進歩によって数万円で遺伝子検査が行え、それによってどの疾病に罹患する可能性が高いか、分かる今、精子提供ドナー男性の遺伝子検査が必須であり、また、遺伝子検査の結果を基に、ドナー男性が選別されるべきであることは全く明らかである。
タイミング法による性交目的の男性が排除されていないことも大きな問題点である。
とくに、法規制が無い現状、玉石混交である。
驚くべきことに、全く素性が怪しい男性から、精子提供を受けていることである。自称高学歴、自称~な男性が無数に存在し、さらにシリンジ法による精子提供を合意したにも関わらず、射精を手伝うように女性に要望する男性も存在するようである。
ちなみに、精子提供マッチングサイトに掲載された男性のプロフィールである。
精子バンク事業について ② 精子提供とは
精子バンク以前に具体的に第三者による精子提供がどういったものなのか説明する。
第三者精子提供は、出産を望むが、次の四つの理由により精子を確保できない場合に必要とされている。
第一、FTM(Female To Male 女性から男性に性転換した/する人物)と女性からな るカップル
第三、男性不妊により、精子を持たない男女カップル(顕微授精により、精子を出せな くとも持つ男性は、子どもを持つことができるため、男性が精子を持たない場合 のみ必要とされる)
第四、選択的シングルマザー(敢えて、男性配偶者を持たない選択をしつつも、子ども が欲しい女性)
日本において、個人間の精子提供が主であり、統計が存在せづ、第一~第四のどれが最も多く、最も少ないかは明らかではない。
男性不妊による、不妊治療のための精子提供のニーズは、顕微授精等の対外受精技術向上のため今後増加することが無いと予想される。
第一、シリンジ法:ドナー男性が容器に入れた精子を、女性がシリンジを使用し、膣内に注入する方法
第二、タイミング法:女性の排卵周期を基に、性交によって精子を提供す方法
精子バンク事業について ① 事業開始の理由
ビジコン開催につき、アイデアとして東大生の精子を利用した精子バンク設立を自分が提案したのが、精子バンク事業の始まりである。
全くアイデアがわかず、色々考えながら、自分の母がNHK学園に見学にいったついでに、自分もNHK学園に行き、そこで事業案を考えた時に思いついた。
そうして、精子バンクについての調査を開始した。
それでまず分かったことは、
精子バンク(SparmBank)とは、欧米においては、精子を必要とする人に精子を提供するため、多数のドナーの精子を冷凍保存する場所であること。
非配偶者間人工受精及び、精子を確保できない女性や、何等かの理由により、将来造精能力を失うことが予想される男性が、自身の精子を保存する男性のため精子を保存、供給する。この凍結装置を持った精子バンクの市場規模は全世界で約800億円程度であること。
日本においては、欧米型の精子バンクは未だ存在せず、現時点で精子バンクとの文言を謳うのものは、精子凍結装置を持たず、ただ精子ドナーが存在するだけであること。
などである。
新しい形態のビジネスコンテストの提案
ビジネスコンテストを開催した場合、その提出ビジネス案が市場選定の時点で誤っている場合や、市場調査が全く足りない場合、採点者がその提出ビジネスの市場に詳しくない場合も多数あります。
そうした問題を無くし、より良いビジコンを開催するために、新しい形態のビジコンを提案したいと思います。
私が提案するのは、ビジネス(エグゼキューション)プランコンテストです。
主催者が、特定のビジネスモデル又は商材を選び、参加者がそのビジネス案の成長させ方を徹底的な調査を元に提案するビジネスコンテストです。
事例としては、主催者が睡眠サプリをお題とした場合、参加者は全員睡眠サプリをどう売るか調べる。主催者が人材紹介をお題とした場合、参加者は人材紹介事業をどう成長させるか調べます。
この方式による利点は以下の通りです。
・参加者は市場選定段階で間違わずにすむ。
・全チームが同じ分野の調査を行うため、最後の発表時に調査内容を共有するため、参加者全員が特定のビジネスプラン、市場に非常に詳しくなることができる
・情報を共有するため、ビジコンを元に起業する時に、その他のビジコンで起業する場合に比べて、より市場に詳しい状態で起業できる。
・採点者を、その市場、ビジネスプランの専門家を呼ぶことができる
以上の理由により、ビジネス(エグゼキューション)プランコンテストの開催は一定程度の合理性があります。
ベンチャーキャピタルやサークル、TNKでビジコンを開きたい人は是非検討してみてください。