不特定多数の人間が読むことを想定した文章について

どんなことも一瞬にして知れ渡るのがインターネットの特徴である。
思慮、配慮しなければならないことが多数あり、色々勘違い生む可能性のある物事は書かないことにした。
こうしてみると、本や日記等の記録も正確性を志向しても、色々なしがらみや配慮、忖度で思い通りにいかないことがあり、必ずしも正確ではないということが強く実感できた。

そうしてみると、唐の2代目の皇帝である太宗の業績を記録した、貞観政要がどれ程凄いかが、実感できる。
太宗皇帝自身に非常に不都合な文章記録が大量に残っており、それをまとめたのが、貞観政要である。
自身の記録の改ざんはいくらでもできたのに、太宗皇帝自身がそれを敢えて正確に残すよう命令していたことは明らかであろう。

太宗皇帝の偉大さを、再度確認できた。