SF的思考の重要性

SF的に思考することは、国家のみならず、全人類にとって極めて重要と考えています。

SF的思考とは「未来が今よりより良くなると信じその未来を実現するために今行動するべき」と考えることだと自分は定義しています。

 

これだとどういうものなのかよく分からないと思いますので、具体例を出します。

 

「我々が10年以内に月に行こうなどと決めたのは、それが容易だからではありません。むしろ困難だからです。この目標が、我々のもつ行動力や技術の最善といえるものを集結しそれがどれほどのものかを知るのに役立つこととなるからです。その挑戦こそ、我々が受けて立つことを望み、先延ばしすることを望まないものだからです。そして、これこそが、我々が勝ち取ろうと志すものであり、我々以外にとってもそうだからです。

We choose to go to the moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard, because that goal will serve to organize and measure the best of our energies and skills, because that challenge is one that we are willing to accept, one we are unwilling to postpone, and one which we intend to win, and the others, too.」(宇宙開発の国家目標について、ライス大学でケネディが行った演説から)




ケネディ大統領が人類を月に送る宣言した時、米国は一ヶ月前に一人の飛行士を宇宙に送ったばかりであったのです。

 

未来を切り開くためには、偉大だけれども困難なプロジェクトを実施する必要があります。しかし、そうした困難なプロジェクトは我々が行動することで、社会が進歩する、バラ色の未来は到来すると考えなければ、推進することはできない。

思考があって、指向し、行動するのです。