日本国民の英雄

「原子炉格納容器の破損を防ぐため、1号機に関してベント作業、すなわち格納容器内の蒸気の放出作業の実行を発表。

7時すぎ、菅直人首相が、ヘリで第1原発に降り立ち、1時間弱滞在し、職員らから状況の説明を受ける。

10時17分、電源喪失状態の中で作業でベント作業が開始されたが、作業は難航。最終的にベテラン作業員1人の手により14時30分に弁の開放は成功し、格納容器の破損は免れたが、10分ほどの作業で人間が1年間に浴びても良いとされる放射線量の100倍以上に相当する106.3ミリシーベルト(約10万マイクロシーベルト)の放射線を浴び、作業員の男性は吐き気やだるさを訴え、病院に搬送された」

こういった国家的英雄がいるのですが、どうやら国からなんの金も貰っていないようです。
少なくとも第一原子力発電所で3月4月に勤務した全ての人物は最低でも月50万円の特別恩給があってもよいはずです。

吉田所長は国葬待遇であるべきですし、決死の放水隊は国民の英雄であると顕彰されるべきです。

オリンピック選手は感動を与えるのかもしれませんが(僕には来ないですが)、彼ら東電作業員、自衛隊、消防、警察は我々日本国民に国家の生存を与えてくれたのですから、少なくとも彼らの待遇はオリンピック選手の100倍、1000倍とするべきことは誰にでもわかることです。