レジ袋有料化から1年

 

 

ともあれ、レジ袋有料化は殆ど無意味な政策であっただろう。

国民負担の増大、痛みの分かち合い原理に基ずく政策だからである。

国家の存在意義の根本は痛みの分かち合いではなく、利益の共有と創出である。

従って、レジ袋の有料化ではなく、エコバックの無償化が推進するべき政策である。

 

 

パートの方から現場の声を聞いた。

「元々マイバッグ持参派だったので自分には特に変化の無い1年でした。

しかしパート先(小売り販売)では、最初のうちは有料化についていけないお客さんが多

く双方で不快な思いをすることが多々ありました。マスクをしてビニールがぶら下がった

レジ台でレジ袋を要るか要らないかを確認するやり取りは思いのほか面倒でした。扱って

いる商品の主な顧客の年齢が比較的高齢の為、耳の遠い方も多いというのもありましたが

レジ袋(大・中・小)の金額が目の前に表示してあるのに要ると言いながら「お金を取る

なら要らない」とか、「これに入れて」と買った物より小さいマイバッグを出してきたり

、とにかく文句を言いたい人もいました。

マイバックに慣れたナイスなお客様は、商品と一緒にレジ台にマイバッグを置きます。そ

れだけで全て上手くいくのです。お会計の後、お釣りやポイントカードをお財布にしまっ

ている間に、マイバッグに品物を入れてもらえ後ろの人を待たせません。ナイスの反対は

レジ袋不要と言って最後におもむろにマイバッグを出しご自分で商品を入れるお客様です

。広い場所があればいいのですが、次の方が並んでいるとちょっと…。お手伝いすること

もありますが、手出し無用オーラを出されている方もいます。」

 

キャッシュレス

キャッシュレス、確かに便利だと思います。お財布が小銭でパンパンにならないし、サッ

と出してサッと支払い出来ます。

でも、それでいいのかしら。小銭をつまんで出して並べる行為。なるべく小銭が増えない

ように戻ってくるお釣りを考えて出す金額を決める行為。ある年齢以上の人はものすごく

ボケ予防になると思います。小銭を少し出しながら、やっぱりいいわとお札を出しては小

銭を増やしている人はボケ始めの一歩かと。

ナナコやスイカでの支払いもいいけれど、たまには小銭で払って頭を使おう。えっ、キャ

ッシュレスだから現金持ってない?!

 

ボケはじめとは

お買い物をされていて、明らかにボケていると思われる方がいます。お会計時に「これで

足りるかしら」と1,000札が何枚も入っているにもかかわらず5,000円札や10,000円札を出

されるのです。そしてお釣りをお財布にしまわずカバンに直接入れたり、商品と一緒に袋

に入れたりとこちらがハラハラしてしまうことを平気でします。

お店を出るときに別の商品を手に取り「これもください」と持てきます。そして、先程購

入した物を見せて「これはもう払ったかしら?」と聞いてきます。

悪いお店の人だったら騙し放題です。ちゃんとお家に帰り着いたかしらと心配になりなが

ら後ろ姿に「ありがとうございました」と声をかけます。また買いに来てくれるのでまだ

まだ大丈夫ですね。