知能の遺伝について

知能指数は約66%、年収は約40%遺伝する。
双生児研究によってこれ等の数値はかなり科学的エビデンスがある。

これらの数値から、片親が東京大学卒で片親が平均的な日本人である子どもの将来年収は、両親共に平均的な日本である子どもの将来年収より、約100万円高くなると計算できる。

つまり、遺伝子の経済的価値は非常に高く。
精子バンク、卵子バンクはドナーを適切に選抜することで、高付加価値なサービス提供が可能になる。
また、ある人間集団の遺伝資源は極めて重要であることが、これ理解できるだろう。
親の知能、年収によって、その子どもの知能、年収は大きく左右される。

これ等の事実を踏まれば、自己責任論がいかに非科学的な考えであるかがわかるだろう。
人生は自己責任に還元不可能の要素の方が遥かに大きいのである。
だからこそ、国家が再分配する根拠があるし、著しく恵まれた貴族は、国家のために行動する義務が存在するのである。