SES事業について③ 調査の結果

 

SES事業について③ 調査の結果



東大起業サークルTNKの先輩から、SESでの起業の話を持ちかけられため、兎に角SES会社の代表や役員、エンジニア、営業の方とアポをとった。

また、瞭君も起業を計画しているとのことだったので、このSESの話しを紹介し、2人で調査することとした。

中卒でもできる事業であるため、君がやる価値は無いビジネスであると自虐する経営者もいたり、副業で売り上げ4000万円をSES事業で立てている人もおり、その点は驚いた。

 

10人程の会社代表と会い、インタビュー調査の結果

 

・SESは非常に固く、安定的にキャッシュを獲得でじる事業である。

・SESは業界全体が良く言えば1つのエコシステム、悪く言えば多重下請け構造である。

・エンジニア(経験年数のある)の不足は続いている。

・SESは単純であり簡単なビジネスである

・未経験エンジニア(プログラミングスクール出たて)は案件に就けないため、IT土方としてエンジニア以外の業務を与える必要がある。

・時間単価に対する分配率は平均60%



ということが分かった。

 

特に収益性に関しては、別の人材派遣業態よりも高いと考えられる。

というのもIT人材の派遣はマージン率は40%であり、他の業種の人材派遣よりも高いからである。

 

上記のSESでの起業の話は具体的には未経験エンジニアを大量に採用し、一年間教育し単価を上げていくものであった。

つまり、初期はIT土方として非エンジニア業務に入ってもらい、その人物の学習に応じてエンジニア案件に入れるのである。

 

最終的には瞭君と自分はSESの話を断ったが、調査機会、起業機会としてSESは非常に有意義であったため、話を持ち替えてくれたkさんには非常に感謝している。